塚穴の森 年輪幅調査結果(2021.10.1)
間伐による、残された木の成長促進効果を測定するため、年輪幅の変化を調べました。場所の異なる3本のうち、2本は年輪幅が広くなり、1本は狭くなっていました。
●調査場所
当チームでは2014年から2015年にかけて、撰原の通称「塚穴(つかあな)の森」のヒノキ人工林にて5割程度の間伐をさせていただきました。
(2015年10月18日撮影)
(2017年10月9日撮影)
●調査方法
2020年12月27日(日)に、塚穴の森の中の3か所(物置横、道沿い、北斜面)で、曲がっている木、2又に分かれている木など計3本を切らせていただき、その断面の年輪幅を調べました。幅の測定とグラフ作成は、かつて当チームが間伐作業を教えて頂いた太子人工林間伐隊(公益社団法人大阪自然環境保全協会の傘下団体)のメンバーで、当チームでいつも参加者に間伐作業を教えてくださっている高田俊弘さんが担当して下さいました。
●結果
3本の内、物置横の1本については間伐後に年輪幅が狭くなっていましたが、道沿いと北斜面の2本については、間伐後に年輪幅が広がっていることが確認でき、鬱閉による年輪幅の成長の低下を防ぐことに繋がりました。